初代ちーちゃん

私は鳥が怖かった。
幼稚園の頃、十姉妹ががいたが見るだけだった。
小1の時、セキセイインコがいた。
あまり覚えていない子たちだったが、
雪の降る日に凍死した姿は鮮明に覚えている。
どっちも、増えた鳥を母親がもらったものだった。
荒鳥だった。

2年生の初夏ちょうど今頃だっただろう。
父が洗車してる時、横の広い公園で
よしみちゃんとかー君と弟と遊んでいた。
そこに飛んでいきたのが、桜文鳥の初代ちーちゃん。
運命の出会いだった。
父が捕まえ、誰の鳥にするか4人でじゃんけんをした。
私はパーを出した。
皆はグーだった。一発勝ちだった。
手渡しされたけれど、私はすぐに手を離してしまった。
ちーちゃんは弧を描いて飛んでいきブーメランのように戻ってきて
また父に捕まえられた。
またじゃんけんになった。
何を出したか覚えてないけど、
また一発勝ちだった。
父は洗車中の車にちーちゃんをいれた。
ちーちゃんはとても震えていた。

家に帰ったちーちゃんはとても慣れていた。
とてもかわいい姿だった。
だけど私はちーちゃんが怖かった。
毎日のようにちーちゃんは放鳥されたけど、
私は怖くて、放鳥中は居間には入れなかった。
3年生になって、私は9歳になった。
そんなある時、見かねた母が、
「怖くないから」と腕にちーちゃんを乗せた
私は泣きたい気持だった。
そんな私にちーちゃんは
「なんで、怖がるの」と言うように私の顔を除きこんだ。
いつも飛び回って、がーとつつきまわっているちーちゃんじゃなかった。
やさしい子なんだと気付いた。
それから、毎日少しずつちーちゃんと遊んだ。
弟にはつつくちーちゃんも私にはあまりつつかなかった。
それから、1カ月が経ったころ、
弟が発熱した。
私がちーちゃんと遊んでいる時、熱いと言って、網戸を開けテラスへ出た。
網戸閉めてと言った時、弟の方に止ろうとしたちーちゃんが、
すべって、飛んで行ってしまった。
うちはアパートの4階だった。
ちーちゃんは塀の外のアパートの敷地外に飛んで行ってしまった。

弟を恨んだけれど、もうちーちゃんは帰ってこなかった。
ちーちゃんに会って、1年くらいの出来事だった。
母が、悲しむ私に来年の春になったら、自分の鳥を買いなさいと言った。
ちーちゃんと遊ばなかった長い期間を私は後悔した。

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